モリカラス 恥ずかしすぎて日記

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zoom RSS With The Beatles / The Beatles (1963)

<<   作成日時 : 2006/02/06 05:15   >>

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ランディのリクエストでビートルズの2ndアルバム「ウィズザビートルズ」(以下略WTB)をここで採り上げる。
 時期的には3枚目のシングル「From Me To You/Thank You Girl」が発売され、当然のように軽く大ヒット。4枚目のシングル「She Loves You/I'll Get You」をレコーディングした1週間後にWTBのレコーディングが始まっている。(1963年7月)
 1stアルバムの「Please Please Me」(以下略PPM)が一日で録音されたのに対してこの2ndのWTBは途中中断を含めて約2ヶ月を掛けてレコーディングされている。PPMはこの年の3月に発売されてから約半年間アルバムチャートの1位に君臨する過去に例のない大ヒットアルバムとなっていた事から、ビートルズはレコード会社からスタジオを自由に使える特権を既にアルバム2作目で与えられていた。

 レコーディングに費やす時間が増え、使用楽器もハンブルク時代から使用していたボロボロの楽器から全て一新され、高い機材で録音することになった事から、「サウンドはPPMより格段に上」(リンゴスター談)とメンバーも自信満々のアルバム完成となった。
 「オリジナル6曲、カバー8曲」と前作と同じ構成である事から、1stとこの2ndはツインアルバムとして語られる事もある。(キングクリムゾンとクイーンも前作と同じ構成で作ったツインアルバム的な作品があるが、3者とも英国のバンドであることは偶然ではないと思われる)
  
 ただしPPMと比べてイマイチ感が何となくあると思われているのも事実である。
「ポールの作品が少ない」ということも原因かもしれない。しかしそれは裏を返せば「ジョンの曲が多い」ということである。ジョンの曲が多いからイマイチということはない。・・・まあいうなればそれは「一発録りのライブ盤(PPM)」と、「通常のアルバム(WTB)」の両者の温度差かもしれない。
 
 しかし、これを根底から覆す出来事が昨年、個人的に起こった。

 昨年4月にPPMのゴールドパーロフォンを手に入れた事からプレイヤーのカートリッジをモノラルに替えてみたのである。
 モノラルのレコードをステレオカートリッジで聴く事は可能であるが、堪能するにはモノラルカートリッジに替えるしかない。
 それは理屈では判っていたつもりだったが、実は全く判っていなかった。


 モノラルカートリッジで聴いたWTBはこの世の物と思えない最高のサウンドだったのである。


 モノラルのレコードをステレオカートリッジで聴く事がここまで愚の骨頂だったとは想像できなかった。・・・それほどの衝撃である。
 PPMゴーパーを聴く為に初めて買ったモノカートリッジであったが、PPMゴーパーよりWTBのサウンドに大感激したのである。
 特にB面1曲目の「Roll Over Beethoven」のサウンドが素晴らしすぎる。WTBがPPMに比べてライブ感が無いというのは全然嘘だった。完璧にライブ感出まくりである。 
 まあ、ビートルズのライブ感はデビュー前のハングルグでのライブをピークとして、以後アルバムを発表するにつれて、序序に失われていくのであるが、まだこのWTBの「Roll Over Beethoven」ではその片鱗を感じさせるのではないだろうか。ハンブルグライブを観ている人(多くはドイツ人)にとってその体験は何事にも替えられない音楽的遺産だと思われる。当然私がそのハンブルグライブを観ているハズがないが、辛うじて91年のジョージの福岡ライブでの生「Roll Over Beethoven」のドライブ感は体験した。(タンバリンの人が凄かった。タンバリンだけであんなに客を乗せられるモノだろうか?クラプトンバンド恐るべしだ)

 とにかく長々と書いたが、WTBは死ぬ前に一度はアナログのモノラル装置で聴いて欲しい。そうでなければ聴いた事にならないと断言しよう。 

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疲れたので、あとWTBに関して箇条書きで記述する。

・1曲目「It Won't Be Long」はシングル曲候補だったが、そこまでに仕上がらなかった。イントロなしの歌い出しで始まる曲はビートルズの曲の特徴であるが、それを印象付けた曲である。

・ストーンズにあげた曲「I Wanna Be Your Man」はこのアルバムではリンゴに歌わせて「リンゴ=ストーンズ」という図式でストーンズを各下扱いにし、意識的に「超えられない壁」を作る事に成功した。ストーンズ側はこの曲を不当に扱う事(ベスト盤に入れない、ライブで演奏しない等)で無言の抗議をしたと思われるが後の祭りである。しかしストーンズの「I Wanna Be Your Man」はビートルズのバージョンより良く出来ているし、私はストーンズバージョンの方が好きだ。

・その「I Wanna Be Your Man」だが、歌詞にあえてホモセクシャル的な意味を見出すと、それをリンゴに歌わせて笑おうという意味もあったりする。(「君の彼氏になりたいんだ」などと作者のジョンが歌うと生々しくて笑えない)

・「Hold Me Tight」はPPMのセッションでも録音されたがボツになり、晴れて採用となったポールの曲であるが、この曲のドライブ感もアルバムの聴き所である。

・このアルバムから1曲だけ代表曲を選ぶとなるとポールの「All My Loving」となるだろう。エドサリバンショーで1発目にかました曲としても有名であり、その瞬間全米がTVの前に釘付け。ビートルズが世界の頂点に立った瞬間である。

・半年間アルバムチャートの1位を続けていたPPMを初めて2位に蹴落としたのは、自身のこのWTBであり、更にWTBは半年間1位になったのでビートルズは結局丸々1年間アルバムチャートの1位だったことになる。

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コメント(2件)

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 私もこのアルバムを持っています。昔あのキャロルが解散ライブでカバーした“ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー”が聴きたくてずいぶん前に思い切って購入しました。しかし、今あらためて手にとって見ると‘63年録音であることとモノラル録音であることに今さらながら驚かされますね。
Mr. Blue Sky
2006/02/06 22:14
キャロル。そうなんですよね、キャロルはハングルグ時代のビートルズのレパートリーを意識的にやっていたことから、ライブにおけるビートルズの全盛期をコンセプトにしていたんですよね。思い出しました。
モリカラス
2006/02/07 03:05

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